30% Club Japan 『TOPIX 社長会』を開催 多様性促進を阻む本質的課題解決に向けて議論を展開

日本企業の役員に占める女性割合向上を目指して活動する 30% Club Japan (Chair:資生堂 魚谷雅彦)は 12 月 20 日、取り組みの一環として、TOPIX 100、TOPIX Mid 400 等のメンバー(*1)から成るコミュニティ、
『TOPIX 社長会』の会合の第一回を開催しました。 当日は 12 名のメンバー(*2)が参集し日本企業におけるダイバーシティ推進に関して活発な議論を行いました。
※当日の詳細は「30% Club Japan 『TOPIX 社長会』 レポート」を参照
 
「日本企業において女性活躍を阻む本質的な課題は何か、解決に向け何が必要か」という問いに対し、参加したメンバーからは以下のようなコメントがなされ、課題の本質に対する鋭い洞察、現状への危機感、そして
解決に向けた強い意気込みが共有されました。
  • 既成概念をいったん否定してみることが大事。男性が作り上げた現在のルールをリセットして、ゼロベースで 考えなおす時代が来た。女性が意思決定に加わることで、ルールが変わり、ゲームチェンジが可能になる
  • 日本の「インクルージョン」について違和感を持つ。日本ではマジョリティがマイノリティを上から目線で「入れてやっている」という印象を受ける。ダイバーシティを尊重し、真の 50:50 を目指さなくてはならない
  • つい、「女性ならではの視点を生かして」と悪気なく言ってしまう男性上司。男性社会が前提にあり、その中の「女性枠」でくくられてしまうことに対して女性が持つ違和感とモチベーションの低下に対し認識が必要である
  • メンバーシップ型雇用を前提としながら、今後これをより良い形にするために何をやらなければならないのか。ボーイズクラブに道を開けさせ、女性を入れていく。男性にも納得させるためのメジャーメント、考え方について「会」としての発信を検討したい
  • あえてジェンダーを区別した育成やキャリアパスを構築するのも考え方の一つ。ライフイベントの影響を受け やすいのは女性であり、それを踏まえた育成やキャリアパスを構築する必要がある。その実行にはトップ自らの強い意志が重要である
  • 日本独自のダイバーシティ」を考えることは重要。一方で海外の発想を理解した上で、日本人らしさ、日本の 良さを活かすことを考えないと、グローバル競争では負けてしまう
30% Club Japan 『TOPIX 社長会』は、今後も年 2 回程度の開催とし、日本企業における女性活躍を阻む本 質的課題の解決につながるアクションを進めながら、女性の経営参画のスピードアップを図ります。次回は
2020 年 5 月に開催予定です。
 
また、TOPIX 社長会の発足を受け、「30% Club Japan 参画企業メンバーと女性幹部候補者との交流会」を 発足し、2020 年早々からプログラムをキックオフする予定です。当交流会は TOPIX 社長会参画企業で働く
 
女性幹部候補(10 名程)とメンバー(各回 1 名)が双方向で交流する会となります。メンバーは自社のみならず他社の女性幹部候補者と対話することで、課題解決に向けたより深いインサイトを得ることが可能となり、
一方で女性幹部候補は他社のトップから直接経営の視座を学ぶことが出来ることに加え、女性幹部候補者同士のネットワークを構築することが出来ます。
 
(*1) 30% Club Japan は社長、会長、ボード議長、または同等のポジションの方のみがメンバーになることが
可能です。
 
(*2)第一回 30% Club Japan 『TOPIX 社長会』の参加メンバー(冒頭写真前列右側より時計回り):
  • 花王株式会社 代表取締役 社長執行役員 澤田 道隆
  • キリンホールディングス株式会社 代表取締役社長 磯崎 功典
  • 株式会社 資生堂 代表取締役社長 兼 CEO 魚谷 雅彦
  • 株式会社大和証券グループ本社 取締役会長 日比野 隆司
  • 東京海上ホールディングス株式会社 取締役社長 グループ CEO 小宮 暁
  • 株式会社テレビ朝日 代表取締役社長・COO 亀山 慶二
  • ANAホールディングス株式会社 代表取締役社長 片野坂 真哉
  • 第一生命ホールディングス株式会社 代表取締役社長 稲垣 精二
  • 株式会社新生銀行 代表取締役社長 工藤 英之
  • ユニ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 高原 豪久
  • 株式会社日立製作所 代表執行役 執行役社長兼 CEO 兼取締役 東原 敏昭
  • 味の素株式会社 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井 孝明
 
<報道関係からのお問い合わせ先>
30% Club Japan 広報

30% Club Japan について

30% Clubは企業の役員に占める女性割合の向上を目的に2010年に英国で発足したキャンペーンです。 30% Club Japanは日本において、日本企業の役員に占める女性割合向上を目指して、2019年5月1日に正 式に活動を開始しました。

30% Club Japanは企業のトップ※がメンバーとなり、ジェンダーの課題を「喫緊のビジネスの課題」と捉え、 自ら主体的にダイバーシティの取り組みを推進しています。 発足時点において30名だったメンバーは2019 年12月18日時点で46名となり、インベスター・グループなどワーキング・グループの活動も拡大しています。

30% Club Japan は、取締役会やマネージメントチーム等、企業の意思決定機関における健全なジェンダ ーバランスは、企業のガバナンス強化はもちろん、持続的成長の促進、そして国際的競争力の向上、ひいて は持続可能な日本社会の構築に寄与するものと考えます。30% Club Japan は、企業、機関投資家、政府、 メディア、プロフェッショナルファーム、エクゼクティブサーチファーム、大学等が協働するプラットフォームとな り、実績のある様々なイニシアチブを展開することで、効率的・網羅的に企業のダイバーシティを実現します。

※大手上場企業のCEO、会長、ボード議長、または同等のポジションの方を対象としています。加えて、30% Clubの重要ス テークホルダーである金融機関(特に機関投資家)、政府、プロフェショナルファーム(コンサルティングファーム、弁護士事務 所、等)、報道機関、PR会社、エクゼクティブサーチファーム、大学のトップも対象としています。

■ 30% Club Japan 概要

  • 名称: 30%ClubJapan (サーティパーセントクラブジャパン)
  • URL: https://30percentclub.org/about/chapters/japan
  • 発足日: 2019 年 5 月 1 日
  • 目標: TOPIX100 企業の役員(取締役・監査役)に占める女性割合:2020 年 10%、2030 年 30%
    ※2019 年 7 月末現在の TOPIX100 企業の女性役員割合は 10.5%となっています。
     
  • Founding Members(創設メンバー)
    Founder: デロイト トーマツ グループ シニアマネジャー 只松 美智子
    Founding Chairs/CEOs:ハイドリック&ストラグルズジャパン合同会社 東京オフィス代表 飯沼 綾 /株式会社資生堂 代表取締役社長 兼 CEO 魚谷 雅彦/デロイトトーマツグループ ボード議長 後藤 順子/ニューヨークメロン銀行 在日代表 ダグラス・ハイマス/昭和女子大学 理事長・総長 坂東 眞理子
     
  • 運営体制(2019 年 12 月 18 日時点):
    Chair 兼 AdvisoryBoardMember
    株式会社資生堂 代表取締役社長 兼 CEO 魚谷 雅彦
    ViceChair 兼 AdvisoryBoardMember
    デロイトトーマツグループ ボード議長 後藤 順子
    バンク・オブ・ニューヨーク・メロン 在日代表 ダグラス・ハイマス
    Advisory Board Members:
    株式会社大和証券グループ本社 取締役会長 日比野 隆司
    味の素株式会社 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井 孝明
    ブランズウィック・グループ パートナー土屋大輔
    ハイドリック&ストラグルズジャパン合同会社 東京オフィス代表 飯沼 綾
    昭和女子大学 理事長・総長 坂東 眞理子
    Japan Campaign Manager:
    デロイトトーマツグループ シニアマネジャー 只松 美智子

・メンバー: 46 名(2019 年 12 月 18 日時点)
TOPIX 100(順不同、敬称略)
:
味の素株式会社 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井 孝明/アステラス製薬株式会社 代表取締役会長 畑中 好彦/ANA ホールディングス株式会社 代表取締役社長 片野坂 真哉/ MS&AD インシュアランスグループホールディングス株式会社 取締役社長グループCEO 柄澤 康 喜/花王株式会社 代表取締役 社長執行役員 澤田 道隆/キリンホールディングス株式会社 代表 取締役社長 磯崎 功典/株式会社 資生堂 代表取締役社長 兼 CEO 魚谷 雅彦/SOMPOホー ルディングス株式会社 グループCEO 取締役 代表執行役社長 櫻田 謙悟/第一生命ホールディン グス株式会社 代表取締役社長 稲垣 精二/株式会社大和証券グループ本社 取締役会長 日比野 隆司/株式会社大和証券グループ本社 執行役社長 中田 誠司/東京海上ホールディングス株式会 社 取締役社長 グループCEO 小宮 暁/株式会社日立製作所 代表執行役執行役社長兼CEO兼 取締役 東原 敏昭/ユニ ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 高原 豪久/株式会社り そなホールディングス 取締役兼代表執行役社長 東 和浩

TOPIX Mid 400(順不同、敬称略): 株式会社新生銀行 代表取締役社長 工藤 英之/株式会社 電 通 代表取締役執行役員 遠谷 信幸/株式会社 日立ハイテクノロジーズ 代表執行役 執行役社長 宮﨑 正啓/株式会社丸井グループ 代表取締役社長 代表執行役員CEO 青井 浩

その他メンバー(順不同、敬称略): KPMG ジャパン チェアマン 森 俊哉/デロイト トーマツ グループ ボード議長 後藤 順子/デロイト トーマツ グループ CEO 永田 高士/ブランズウィック・グループ パートナー 土屋大輔/外国法共同事業法律事務所 リンクレーターズ マネージング・パートナー ジョ ン・マクスウェル/MSCI 合同会社 マネージング・ディレクター 長澤 和哉/シティグループ シティグ ループ日本代表 リー・ウェイト/スタンダードチャータード銀行 在日代表兼最高経営責任者 竹内 靖 典/ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長 髙村 孝/日本にお けるドイツ銀行グループ チーフ・カントリー・オフィサー 本間 民夫/ニューヨークメロン銀行 在日代 表 ダグラス・ハイマス/バンクオブニューヨークメロン証券株式会社 代表取締役社長 千原 いづみ /フィデリティ投信株式会社 代表取締役社長 デレック・ヤング/ハイドリック&ストラグルズジャパン合 同会社 東京オフィス代表 飯沼 綾/日本スペンサースチュアート株式会社 代表取締役社長 辻 信 之/株式会社カネコ・アンド・アソシエイツ・ジャパン 代表取締役 金子 信義/DHR インターナショナ ル・ジャパン株式会社 マネージング・パートナー 日本代表 橘 奈緒美/株式会社 テレビ朝日代表取 締役社長・COO 亀山 慶二/トレンダーズ株式会社 代表取締役社長兼 CEO 岡本 伊久男/株式 会社ウィリアムズ・リー・ジャパン 代表取締役社長 北アジア地区 マネージングディレクター 久保 明 彦/国立大学法人 大阪大学 総長 西尾 章治郎/慶應義塾 塾長 長谷山 彰/昭和女子大学 理事長・総長 坂東 眞理子/津田塾大学 学長 髙橋 裕子/国立大学法人 東京大学 総長 五神 真/国立大学法人 新潟大学 学長 髙橋 姿/在日英国商工会議所 専務理事 ロリ・ヘンダソン/ IHG・ANA・ホテルズグループジャパン 最高経営責任者CEO ハンス・ハイリガーズ

  • 政府賛同者(Advocates)
    (順不同、敬称略): 
    内閣府男女共同参画局 局長 池永 肇恵/経済産業省 大臣官房審議官(経済 社会政策担当) 中原 裕彦/金融庁 総合政策局総括審議官 白川 俊介

ワーキング・グループ(2019 年 12 月 18 日時点)
・インベスター・グループ
:
インベスター・グループは、アセットオーナー、アセットマネジャーから成るグループで、投資先企業の取 締役会やシニアマネジメントとの建設的な対話を行い、トップ層におけるジェンダーダイバーシティの重 要性を共有し、その実現に影響を及ぼすことを目的としています。加えてインベスター・グループは機関 投資家コミュニティにおいて、企業トップ層のジェンダーダイバーシティの実現に向けたベストプラクティス を確立し、共有することで、機関投資家全体の対話力向上を図ります。

インベスター・グループは取締役会、及びシニアマネジメントの多様性促進に向けたアプローチを 「Statement of Intent」(趣意書)として表明しており、それに賛同する機関投資家がメンバーになること ができます。

Chair ニューヨークメロン銀行 在日代表 ダグラス・ハイマス

  • メンバー(順不同)アセットマネジメント One/インベスコ・アセットマネジメント/ウエリントン・マネージメ ント・ジャパン/ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ/ドイチェ・アセット・マネジメント/日興 アセットマネジメント/ニューヨークメロン銀行/年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)/野村アセ ットマネジメント/ハーミーズ・インベストメント・マネジメント/フィデリティ投信三井住友 DS アセットマネ ジメント/三井住友トラスト・アセットマネジメント/三菱UFJ信託銀行/リーガル・アンド・ジェネラル・イ ンベストメント・マネジメント・ジャパン/りそな銀行
     
  • ビルディング・パイプライン:
    ビルディング・パイプラインはダイバーシティ経営、及び女性のキャリア促進に関するベストプラクティス を相互に共有することで、メンバー企業の若手から役員層まで一貫した女性パイプライン強化を図り、シ ニアリーダーシップにおける持続可能な多様性を促進します。「30% Club Japan Building Pipeline Framework」をベースにセッションを構成し、半年で完了するプログラムをメンバー企業に提供します。 加えて、本イニシアチブでは、上記プログラムを通して、メンバー企業のベストプラクティスのアーカイブ スを構築し、メンバー企業に共有します。

    Chair 株式会社カレイディスト 代表取締役社長 塚原 月子
  • メディアグループ
    メディアは我々の思想の形成に多大な影響を及ぼします。そのため、メディアがダイバーシティ、特に企 業のトップ層におけるジェンダーダイバーシティ促進の社会的意義や重要性を適切に理解・発信すること が大変重要です。メディアグループはジェンダーダイバーシティに関連する適切な世論形成を促進する ためにメディアを対象とした定期的な勉強会やイベントを開催していきます。また、メディア業界における、 ジェンダーダイバーシティ促進のためのベストプラクティスを確立し、共有していくことを目的としています。

    Chair デロイト トーマツ グループ シニアマネジャー 只松 美智子

<報道関係からのお問い合わせ>
30% Club Japan に関するお問い合わせ
:
jpdt30percentclubr@tohmatsu.co.jp